「史上最高の１番打者」リッキー・ヘンダーソンさん死去、６５歳…歴代最多１４０６盗塁

キャンプで、走塁に磨きをかけるメッツのヘンダーソン（手前）。奥はベル外野手（フロリダ州ポートセントルーシーで２０００年２月）＝ＡＰ

　【ニューヨーク＝平沢祐】米大リーグで歴代最多の１４０６盗塁と２２９５得点を記録した外野手で、「史上最高の１番打者」と称されたリッキー・ヘンダーソンさんが死去した。６５歳だった。２１日に米大リーグ（ＭＬＢ）機構や長くプレーしたアスレチックスが追悼の声明を出した。ＡＰ通信によると死去は２０日。

　米イリノイ州シカゴ出身。１９７９年にアスレチックスでデビューし、８０年に１００盗塁で初の盗塁王となると、８２年には１３０盗塁をマークするなど７年連続を含む１２度の盗塁王に輝いた。９０年にアメリカン・リーグの最優秀選手（ＭＶＰ）に選ばれた。３０８１試合に出場し、打率２割７分９厘、３０５５安打、２９７本塁打、１１１５打点。２００９年に米野球殿堂入りした。