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高橋藍「さらに強いサントリーを作っていきたい」…大阪Bをサーブで圧倒、全日本バレー6度目V

読売新聞 / 2024年12月22日 20時57分

第3セット、サントリーの高橋藍(中央)がバックアタックを決める(22日)=前田尚紀撮影

 バレーボール・全日本選手権ファイナルラウンド最終日(22日・Asueアリーナ大阪)――男子決勝が行われ、サントリーが3―0で大阪Bにストレート勝ちし、13大会ぶり6度目の優勝を果たした。

 サントリーの高橋藍がバックアタックを打つと見せかけ、トスを上げる得意の「フェイクセット」から、味方がスパイクを決め、試合を締めくくった。大会最優秀選手(MVP)に選ばれた高橋は「初めからエンジン全開で本当に良い試合ができた」と喜びに浸った。

 強力な大阪Bのアタッカー陣を封じるカギはサーブにあった。第1セット、「外国人選手の間を狙った」という高橋のジャンプサーブが相手レシーブを乱し、立て続けに得点。終盤までリードを許した第2セットも、ピンチサーバーの甲斐孝太郎の鋭いサーブで崩し、エースのムセルスキーの強打などで逆転した。

 いかに相手レシーブを崩せたかを示すチームの「サーブ効果率」はSVリーグで今季2位。オリビエ監督は「サーブで相手を困らせることが我々のゲームプランだった。そこが非常にうまくいった」とうなずいた。リーグトップの55・5%を誇る大阪Bのアタック決定率は、この試合では4割を切った。

 リーグ戦で2戦2敗の相手を倒し、高橋は「ここで勝てたことは自信につながる。さらに強いサントリーを作っていきたい」と力を込めた。13大会ぶりの頂点も通過点。すでにその目はSVリーグ初代王者へ向いている。(藤井竜太郎)

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