羽田空港での衝突事故１年、殉職した海保機乗組員の遺族「必ずこれからの将来に生かして」

　東京・羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、２３日午前に行われた海保羽田航空基地での追悼式に合わせ、殉職した海保機乗組員５人の遺族が、代理人弁護士を通じてコメントを公表した。主な内容は次の通り。

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　私たち家族にとって、突然かつ大きな衝撃とともに訪れたあの事故から、もうすぐ１年が経（た）とうとしています。

　この１年は私たち家族にとって、とても長い、辛（つら）い１年となりました。

　それでも家族で支え合い、少しずつ前に向かって歩み始めましたが、あの日の衝撃的な事故を１日も忘れることなく、寂しい、そして悲しい日々を過ごしています。

　私たちの願いは、私たちのような悲しみを受ける家族を二度とださないようにしていただくことです。

　私たち家族の大切な命が失われたことを決して無駄にせず、「必ずこれからの将来に生かしていただきたい」と切に思っております。

　最後に、この私たちの深い悲しみは今も変わりません。

　どうぞ、今後とも静かに見守ってくださいますよう、重ねてお願いいたします。