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立教大、63年ぶり箱根路シード射程…「質よりも土台」高林祐介監督の距離重視練習で予選会トップ

読売新聞 / 2024年12月23日 11時13分

63年ぶりのシード権獲得を目指す立大の選手たち

 来年1月2、3日の第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)に向け、選手たちの調整は最終段階に入った。東京・大手町の読売新聞社前から神奈川・芦ノ湖までの往復10区間、217・1キロをタスキでつなぐ21チームを紹介する。

 予選会はトップ通過で、全日本は初出場で7位と躍進。前回箱根後は監督不在の船出だった立教大は、高林祐介監督が4月に就任して以降、快進撃を続ける。安藤圭佑主将(4年)は「どん底を乗り越えてきたチーム。監督の下で結果が出て、練習への積極性も高まっている」と手応えを口にする。

 新指揮官が「質を求めるにも、まずは土台から」と口を酸っぱくして伝え、スピード強化に偏りがちだった練習メニューを修正。以前より走行距離を増やした成果は、秋に表れた。

 全日本7区4位と快走し、2区を見据える馬場賢人(3年)は「物おじせず区間5番以内を目指す」と誓う。林虎大朗(4年)、ハーフマラソン学内記録を持つ国安広人(3年)の2年連続1、2区コンビも健在。全日本では1区吉屋佑晟(3年)、4区稲塚大祐(4年)、6区山口史朗(同)も区間1桁で走るなど、着実に個々のレベルアップが図られ、高林監督は「実績より調子のいい選手を起用したい」と語る。

 安藤主将は「自信を持って挑める。力がついたことを証明したい」と意気込む。目標に掲げる63年ぶりのシード権は、十分手の届くところにある。(井上敬雄)

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