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日本生命が営業職員を6%賃上げへ…3年連続の大幅アップで「やりがい感じ、より働くサイクル」

読売新聞 / 2024年12月23日 12時18分

インタビューに答える日本生命の清水博社長(東京・丸の内で)=田中秀敏撮影

 日本生命保険の清水博社長は読売新聞のインタビューに応じ、営業職員約4万8000人を対象に2025年度、平均6%の賃上げを行う方針を明らかにした。6%以上の大幅な賃上げは3年連続となる。

 清水氏は「日本生命でやりがいを感じ、より働くというサイクルを作るための重要な要素は賃上げだ」と語った。日本生命は22、23年度にそれぞれ平均7%に賃上げをした。25年度は新たに予算約100億円を増額して、賃上げに対応する。約2万人の内務職員の賃上げについても、「前向きに検討していく」と述べた。

 日本生命は25年度、内務職員の人事制度を約40年ぶりに見直す。海外や全国転勤がある「総合職」、勤務地限定の「エリア総合職」、本社や支社の事務を担う「エリア業務職」を「総合基幹職」に統合し、昇給や昇進のスピードを統一する予定だ。清水氏は、「女性の活躍推進にもつながり、能力や意欲のある社員の仕事の幅を広げるきっかけになる」と強調した。

 一方、日本生命は24年、介護事業などを手がけるニチイホールディングスを買収し、非保険領域を強化。課題だった海外買収も進め、米生保「コアブリッジ」の買収、今月には米豪などで事業展開する大手生保「レゾリューションライフ」に約1兆2000億円を投じる方針も打ち出した。「事業領域の拡大に向けた前進があった。これからも新たな事業領域を広げていく」と述べた。

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