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当初予算案の国債利払い費、長期金利2・0%程度で政府調整…2%台なら13年ぶり

読売新聞 / 2024年12月24日 5時0分

首相官邸

 政府は、週内にも決定する2025年度予算案で、国債(国の借金)の利払い費を計算する長期金利の想定を年2・0%程度とする方向で調整に入った。24年度の年1・9%から引き上げ、当初予算では12年度以来、13年ぶりに2%台となる見込みだ。日本銀行が大規模な金融緩和策を終えて以降、長期金利が上昇基調にあることを受けた。

 想定する長期金利は10年物国債の利回りで、利払い費の積算に用いる。引き上げるのは2年連続となる。

 国債の元本返済と利払い費を合わせた「国債費」は、歳出全体の約4分の1を占めている。25年度予算案での国債費は、24年度当初の27兆90億円を超え、過去最大となる可能性がある。

 想定金利は、年度途中で金利が急上昇する場合に備え、市中の実勢金利より高めに設定している。25年度予算案では、8月の概算要求時点では2・1%としていた。

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