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「国際卓越研究大」第1号の東北大学に154億円を助成、2回目公募も開始…文部科学省

読売新聞 / 2024年12月24日 10時51分

東北大学

 阿部文部科学相は24日の閣議後の記者会見で、世界トップレベルの研究力を目指す「国際卓越研究大」の第1号に認定された東北大に今年度、約154億円を助成すると発表した。政府が設けた10兆円規模の大学ファンドによる支援が本格的に始まることになり、文部科学省は同日、2回目となる卓越大の公募も始めた。

 卓越大制度は、低迷する日本の研究力を復活させる切り札として、政府が2020年度以降、必要な法制度の整備を進めた。

 文科省は22年12月、卓越大の1回目の公募を始め、今年11月に東北大を卓越大に認定。東北大は今年度以降、ファンドから最長25年間にわたって助成を受ける。

 文科省は同日、東北大が示した研究体制の強化計画を認可したことを受け、初年度の助成額が約154億円に上る見通しだと発表した。助成額は来年度以降、ファンド運用状況や、東北大が目指す外部資金獲得の実績などに応じて数百億円規模に増える可能性がある。

 東北大の計画では、ガバナンス(組織統治)改革の一環として、過半数を学外者で占める「運営方針会議」を設置し、大学運営を監督することなどを明記した。

 卓越大の2回目の公募は、来年5月16日に申請の受け付けを締め切る。来年度中に文科省の有識者会議が書面や面接、現地視察で審査する。東京大や東京科学大などが申請する見通しだ。

 阿部文科相は記者会見で「計画の着実な実行を通じて、日本の研究力を牽引けんいんすることを期待する」と述べた。

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