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羽田空港衝突事故、直前の機内では「問題なしね」「問題なしでーす」…ボイス・レコーダーの記録(抜粋)

読売新聞 / 2024年12月25日 10時0分

羽田空港

 東京・羽田空港の航空機衝突事故で、海上保安庁機の操縦室内の様子は次の通り。運輸安全委員会がコックピット・ボイス・レコーダー(CVR)の記録などから抜粋した。

【誘導路C手前】

午後5時

43分07秒 機長「右と左に1機ね」

43分08秒 副操縦士「はーい、コレクト」

  10秒 機長「はい」

  34秒 機長「左がソラシド」

  35秒 副操縦士「そうですね」

  36秒 機長「多分これが(不明瞭)」

  48秒 機長「はい、止まります」

  49秒 副操縦士「はーい」

44分13秒 地上走行担当管制官が走行経路を指示

  18秒 機長「はい」

  19秒 副操縦士「Continue C holding point」と復唱

【誘導路C】

44分21秒 機長「先詰めます」

  22秒 副操縦士「はいー、了解」

  54秒 海保機は、地上走行担当管制官から滑走路担当管制官に通信移管された

  56秒 滑走路担当が日本航空機に対してC滑走路への着陸を許可

45分10秒 海保機は、滑走路担当の周波数に通信設定し、誘導路C上にいることを伝える

  14秒 滑走路担当が「JA722A, Tokyo TWR, good evening. No.1, taxi to holding point C5(海保機、こちら滑走路担当、こんばんは、ナンバーワン、滑走路手前の停止位置C5へ地上走行せよ)」と指示

  18秒 副操縦士「To holding point C5, JA722A. No.1, Thank you(滑走路手前の停止位置C5へ、ナンバーワン、ありがとう)」と復唱

  21秒 機長が副操縦士の「No.1」の復唱にかぶせて「No.1」と言った

  22秒 機長が「C5」と復唱確認

  23秒 機長「問題なしね」

  24秒 副操縦士「はい、問題なしでーす」

  25秒 機長が「はい、じゃあ、Before Takeoff Checklist」と離陸前チェックの実施を指示

  30秒頃 副操縦士が離陸前チェックを開始

  41秒 副操縦士が離陸前チェックに従い「Anti‐Collision,WHITE」と言って衝突防止灯を白灯にした

  51秒 羽田航空基地の通信士から海保機に呼び込み

(略)

46分05秒 副操縦士がガストロックを外し操縦系統の作動確認をし、「Checked」と言った

  08秒 機長「はい」

  11秒 副操縦士「IPは入れときますね」

  13秒 機長「はい」。滑走路手前の停止位置C5を通過

【C滑走路へ進入中】

46分26秒 羽田基地通信士から「小松での電源車の借用の調整はつきそうにありません。ここまでいかが」と通信が入った

  35秒 機上通信員が羽田基地通信士に「はい、どうぞ」

  37~49秒 羽田基地通信士「はい、小松で、えー、一発のみエンジン、カットした状態でSRT及び資機材の搭載について可能かどうか(以後、不明瞭)」

【C滑走路上に停止】

46分47秒 機長「I have Control」

     副操縦士「はいー、You have Yoke」

  55秒 機上通信員「機長、今よろしいですか」

  56秒 副操縦士「あー、後の方が良い」

  57秒 機上通信員「了解です」

  57秒 機長「うん、ちょっと後で」

  58秒 機上通信員「はーい」

  59秒 副操縦士「今日はやるやろ」

47分00秒 機上通信員「(笑い声)」

  02秒 (機長または副操縦士)「や(不明瞭)」

  03~26秒 (操縦室内無音)

【日航機と衝突】

47分27秒 CVRの記録が終了

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