ドラッグストア化粧品窃盗の疑いでベトナム人逮捕、国内指示役か…背後に上位の指示役の可能性

警視庁

　ドラッグストアでの化粧品窃盗事件に関与したとして、警視庁は２４日、ベトナム国籍で住所・職業不詳の女（３１）を窃盗容疑で逮捕した。ベトナム人窃盗グループの国内の指示役とみている。

　発表によると、女は実行役らと共謀して７月２９日夜、愛知県豊橋市のドラッグストアで化粧品４１点（販売価格計約４万８０００円）を盗んだ疑い。調べに「関与していません」などと容疑を否認している。

　警視庁は女の指示を受けた仲間が盗品を保管場所の会社事務所（大阪市中央区日本橋）から関西空港に持ち込み、本国に空輸したとみている。

　盗品はその後、ベトナムで売却されたとみられ、警視庁は女の背後に上位の指示役がいるとみて、グループの実態解明を進めている。

　事件を巡っては、警視庁などが１１月２７日、盗品の保管場所だった会社事務所など計４か所を組織犯罪処罰法違反（犯罪収益収受）などの容疑で捜索していた。