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金利連動の「変動利付国債」、政府が26年度にも発行へ…金融機関などの保有想定

読売新聞 / 2024年12月26日 5時0分

首相官邸

 政府は、市場金利に連動して利率が変わる「変動利付国債」を2026年度にも発行する方針だ。利率が固定されている通常の国債と異なり、市場金利が上昇しても保有する国債の価格が下落するリスクを一定程度抑えることができる。25年度予算案に関連システム改修費を盛り込み、発行の準備を本格化させる。

 変動利付国債は、利率を期間6か月の短期国債の金利に連動させる。利率は半年ごとに見直し、発行から償還までの期間は2年または5年を想定している。

 固定利率の場合、市場金利が上がると国債価格は下がるため、銀行などの機関投資家が資産評価額が下がるのを懸念して保有をためらう要因となっていた。

 変動利付国債は、金利が上がっても価格は下がりにくくなり、損失を避けやすくなる利点がある。逆に金利が下がっても価格は上がりにくくなるため、投資家の利益は減る。

 国債を大量に買い入れてきた日本銀行は7月、金融政策の正常化に伴って国債買い入れの減額計画を示した。政府は国債の安定消化に向けて日銀に代わる買い手の確保を急いでおり、主に銀行などの金融機関を想定している。

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