自民の亀岡偉民・前議員を書類送検、衆院選前に六つの祭りで計２４万円寄付した疑い

亀岡偉民・前衆院議員

　選挙区内の二十数団体に現金計２４万円を寄付したとして、福島県警は２６日、自民党の亀岡偉民・前衆院議員（６９）を公職選挙法違反（寄付の禁止）の疑いで福島地検に書類送検した。県警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。捜査関係者への取材で分かった。

　亀岡氏は１０月の衆院選に自民公認で福島１区から立候補し、落選した。

　捜査関係者によると、亀岡氏は衆院選公示前の１０月３～１３日頃、福島市などで行われた神社の例大祭など六つの祭りで、町内会などの二十数団体に１万円や５０００円を現金で寄付した疑い。現金はのし袋に包み、「会費」などの名目で亀岡氏本人が渡していたという。

　亀岡氏は２００５年衆院選で初当選し、当選５回。文部科学副大臣や復興副大臣を務めた。