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91回目の箱根路に挑む日本大、高校駅伝界の名将が導く復活への道…あいさつから徹底「普段の生活が重要」

読売新聞 / 2024年12月26日 16時53分

全国高校駅伝で優勝し、倉敷高の選手らと喜ぶ新雅弘監督(左)(2022年12月25日)

 来年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝で2年連続91回目の出場を果たす日大の新雅弘監督(63)にはオフがない。選手とともに寮で生活し、練習以外の時間も目を光らせているからだ。「普段の生活がもっとも重要」との持論を実践し、古豪復活を目指す。

 岡山・倉敷高(旧岡山日大高)で37年間コーチ、監督を務め、全国高校駅伝男子では45年連続出場、3度の日本一に導いた。

 昨年5月に日大監督に就任し、寮生活を始めると、選手たちの生活ぶりに驚いた。「5分前集合もできなかったし、体操もばらばら。スリッパもでたらめ。あいさつとか整理整頓とか、小学生でもできることができなかった」

 寮生活は全く苦にならないという。「倉敷でも37年間ずっと寮暮らし。楽しいですよ。毎日若い子と接して、若返っています。妻には自分の子供の面倒みずに他人の子供ばかりみてと言われますが」

 選手一人一人の体調を細かくチェックできるのが大きいという。「あいつは練習もしないであんなに食べてとか。とにかく一緒の空間にいることがいいかなと、肌で感じます」

 練習は、全区間20キロ以上の箱根駅伝に絞って、ハーフマラソン向けに距離を踏ませた。「5000メートルや1万メートル向けのスピード練習はやりません。ハーフの練習をしていれば、トラック25周(1万メートル)も短く感じますから」

 就任3年目で箱根出場の目標を掲げたが、1年目で達成した。結果は15位。2年目の今回は「前回より一つでも二つでも上ならいい」と控え目だ。

 「まだシード争いとか、恥ずかしくて言えません。高校で優勝を狙っていたときの練習メニューや、心の指導まではしていませんから」

 復活途上の日大は今回、どんな走りを見せるだろうか。(小石川弘幸)

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