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青酸化合物による連続変死事件、筧死刑囚が死亡…夫や元交際相手らに対する殺人罪で収容中

読売新聞 / 2024年12月26日 19時49分

筧千佐子死刑囚(2014年11月撮影)

 法務省は26日、京都、大阪、兵庫3府県で起きた青酸化合物による連続変死事件で、夫と元交際相手に対する殺人罪などで死刑が確定したかけひ千佐子死刑囚(78)が死亡したと発表した。収容中の確定死刑囚は106人になった。

 発表によると、筧死刑囚は起床時間だった26日午前7時30分頃、収容先の大阪拘置所(大阪市)の単独室で意識を失って倒れているのが見つかり、同10時頃に搬送先の病院で死亡が確認された。巡回中の職員が同6時30分頃に確認した際は、座った状態で異変はなく、死因は不明という。

 確定判決によると、筧死刑囚は2012~13年、夫の勇夫さん(当時75歳)と元交際相手の男性2人を青酸化合物で殺害するなどした。

 筧死刑囚は21年7月に死刑が確定。弁護側は22年9月、元交際相手1人の事件について京都地裁に再審請求し、今年3月に棄却された。大阪高裁に即時抗告し、審理が続いていた。

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