Ｂ―１グランプリ、初の海外開催…最高賞に輝いたのは「津ぎょうざ」

津ぎょうざ

　台湾・高雄市で２１、２２日に開かれた日本のご当地グルメの祭典「Ｂ―１グランプリｉｎ高雄」で、三重県の津ぎょうざが最高賞のゴールドグランプリに輝いた。海外で初開催のＢ―１での快挙に、関係者は「今後の活動の弾みになる」と話している。

　Ｂ―１グランプリは高雄市が主催するクリスマスイベントの一環で開催。グルメでまちおこしをする日本国内の１４団体が参加した。県内からは、津ぎょうざと松阪鶏焼き肉が出展。来場者が投じた箸の重さで順位が決まり、津ぎょうざは１位、松阪鶏焼き肉も２位になった。

　津ぎょうざは直径１５センチの大きな皮で具材を包み、油で揚げる。１９８５年頃から津市内の学校給食のメニューとして親しまれている。市民団体「津ぎょうざ小学校」共同代表の原田浩治さん（５４）は「何度も列に並んで購入してくれる方もいて、台湾でも好評だった」と振り返った。前葉泰幸市長も２３日の定例記者会見で「台湾は餃子と揚げ物を好むので親和性があったのでは。津の名前も知っていただけたので観光の面でも期待できる」とたたえた。

　また、次点となった松阪鶏焼き肉について、市民団体「Ｄｏ　ｉｔ！松阪鶏焼き肉隊」の森下桂子さん（４４）は「赤みその味付けが受け入れられるか心配だったが、物珍しさもあってか好評だった。今後も食を通じて松阪をアピールしていきたい」と話した。