宮沢首相が1993年の日米首脳会談で中国の脅威を予見…「民主主義定着には懐疑的」との見方も
読売新聞 / 2024年12月27日 5時0分
1993年4月の日米首脳会談で、当時の宮沢喜一首相が中国について、「経済が発展していけば、軍事的な野心を発揮していく余地は十分ある」と発言していたことが、26日に公開された外交文書で明らかになった。
宮沢氏は「当分の間は中国が脅威となることはない」との見方を示した上で、「引き続き、そうであり続ける保証は何もない」と指摘した。「領土的な野心はないと思うが、強国になろうとするだろう」とも語った。中国の国内総生産(GDP)は当時、日本を下回っていたが、宮沢氏は中国がいずれ日本の脅威になると予期していたとみられる。「中国人の生活水準が高まっていくにつれ、民主主義が定着していくという説があるが、自分は懐疑的だ」との見方も示した。
一方で、宮沢氏は、中国の経済発展が中国国民の人権改善につながるとの考えも示し、米国が検討していた中国に対する貿易保障措置に賛意を示した。
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