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城西大・櫛部静二監督、箱根路で知ったたすきの重み…2区の大ブレーキ「人生の転機になった」

読売新聞 / 2024年12月27日 10時39分

城西大・櫛部静二監督

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)が来年1月2、3日に行われるのを前に、主な出場校の監督に箱根路への思いを聞いた。今回は城西大・櫛部静二監督(53)。

強くなるには、けがなく練習継続

 早大時代は4年連続して箱根駅伝を走らせてもらいました。1年の時は、トラック種目での次のステージばかり考えていたので、実は駅伝にはそれほど興味がなくて、気楽に入りました。ところが、2区を任されたのに終盤に失速して区間15位と、今まで経験したこともない失敗をしてしまった。人生の転機になりましたね。駅伝というものを初めて知った。駅伝は一人でやるものではない。たすきの重みを知りました。

 2年生の時も2区で区間9位と不本意な成績でした。これは、しっかりやらなくちゃいけないなと強く思いました。誰にも負けない練習をして、3年生では1区で区間賞を取り、チームも総合優勝しました。

 一番強くなる秘訣ひけつは、練習をけがなく継続することです。そのためにメンテナンスなど自分のできることを追求する。学生たちにも、できれば4年間連続して箱根を走ってほしいし、色々な試合に出てほしい。そういう強さを求めていってほしいと思っています。

くしべ・せいじ 山口県出身。早大で箱根駅伝4年連続出場。3年時は1区区間新記録で総合優勝に貢献。エスビー食品で1998年アジア大会5000メートル代表。2009年に城西大監督就任。

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