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イスラエル、イエメンの国際空港を空爆…WHOのテドロス事務局長「数メートル離れた場所にいた」

読売新聞 / 2024年12月27日 10時45分

26日、イエメンの首都サヌアで、イスラエル軍の空爆後に国際空港周辺から立ち上る煙=AP

 【エルサレム=金子靖志】イスラエル軍は26日、イエメンの反政府勢力フーシの軍事施設を標的とし、同国沿岸部や内陸部を空爆したと発表した。ロイター通信によると、首都サヌアの国際空港や発電所なども攻撃を受け、少なくとも6人が死亡、約40人が負傷した。

 空爆時、サヌアの国際空港では、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長やWHO職員らが飛行機に搭乗しようとしていたところだった。テドロス氏は声明で、自身や職員らが「被害のあった場所から数メートル離れた場所にいた」と明らかにした。いずれもけがはなかったという。

 ただ、ロイター通信によると、空港では3人の死者が出た。イスラエル軍は、空港内の軍事インフラを攻撃したと主張している。

 フーシはイスラエルへの攻撃を繰り返しており、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は22日に攻勢を強める構えを示していた。

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