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スズキ元会長の鈴木修氏が死去、94歳…「アルト」「ワゴンR」投入・インド進出

読売新聞 / 2024年12月27日 21時14分

鈴木修氏(2019年12月)

 スズキの社長や会長を40年以上務め、世界的な自動車メーカーに育てた同社相談役の鈴木修(すずき・おさむ)氏が25日、悪性リンパ腫で死去した。94歳だった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は、長男で社長の俊宏氏。後日、お別れの会を開く。

 鈴木氏は岐阜県出身で、1953年に中大法学部を卒業後、銀行勤務を経て、58年に鈴木自動車工業(現スズキ)に入社した。2代目社長・鈴木俊三氏の娘婿で、78年に社長に就いた。

 社長として「アルト」「ワゴンR」などの人気車種を軽自動車市場に投入。海外にも目を向け、国内自動車大手ではいち早く、83年からインドでの生産を開始した。現在、同国でのスズキのシェア(占有率)は約4割となる。

 2000年に会長となったが、08年から社長を兼務した。15年に俊宏氏に社長を譲り、21年には相談役となっていた。

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