国保の滞納者と「同姓同名の別人」の預金を差し押さえ…生年月日も同じで気づかず

伊勢崎市の地図

　群馬県伊勢崎市は２６日、国民健康保険税の滞納者と同姓同名の男性の預金を誤って差し押さえたと発表した。生年月日も同じで気づかなかったという。

　市収納課によると、滞納者の財産を調査するため、２０２３年に関係機関に照会して口座を特定した。口座の届け出住所と滞納者の住所が一致していないにもかかわらず、今年１月１８日と６月１８日に口座内の預金の一部を差し押さえた。

　今月２４日に滞納者の状況を確認したところ、差し押さえた口座が別人名義と判明。市は男性に謝罪した。

　また、市は５歳児健康診査を受診できなかった子どもの保護者へのアンケート用紙を、誤って別の対象者に送った。用紙には子どもの名前と生年月日、住所が記載されていた。

　市健康管理センターによると、１９日に子どもの様子などを確認する２人分のアンケート用紙を、別の保護者に送った。この保護者から２４日に連絡があり、ミスに気づいた。