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北朝鮮兵に週1000人以上の死傷者、一部は降伏せず自殺か…米大統領補佐官「家族への報復恐れ」

読売新聞 / 2024年12月28日 11時20分

作戦中の兵士と無線で話すウクライナ人将校(25日)=AP

 【ワシントン=池田慶太】米国のジョン・カービー大統領補佐官は27日、ロシア西部クルスク州に派遣されている北朝鮮軍の部隊について、ウクライナ軍との戦闘で過去1週間に1000人以上の死傷者を出していると記者団に明らかにした。一部はウクライナ軍に降伏せず、自殺を選んでいるという。

 カービー氏は自殺した北朝鮮兵について「捕らわれた場合、北朝鮮にいる家族に対する報復を恐れたためだろう」と述べた。北朝鮮の部隊は「高度に洗脳」されており、攻撃が無駄だと明らかな場合でも攻撃を強行していると指摘した。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、北朝鮮兵の死傷者が3000人以上に上っているとの見方を示している。

 ゼレンスキー氏は27日のビデオ演説で、「ロシアと北朝鮮の指揮官は、北朝鮮兵の生死に全く関心がない。露軍は最小限の保護で彼らを攻撃作戦に送り込んでいる」と強調した。その上で、「戦争を拡大させるべきではないという言葉に誠実であるならば、中国は北朝鮮に適切な圧力をかけなければならない」と訴え、北朝鮮に対して影響力を行使するよう中国に求めた。

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