所沢のマンション殺人、３階の一室でナイフ発見…凶器に使われた可能性も

男性が倒れていたマンションを調べる捜査員ら（２７日、埼玉県所沢市で）

　埼玉県所沢市のマンションで２６日夜に発生した殺人事件で、県警は２８日、現場検証の結果から、殺害された茨城県ひたちなか市の会社員男性（２５）は３階の一室で事件に巻き込まれたとの見方を示した。この部屋ではナイフ１本が見つかり、県警が凶器に使われた可能性もあるとして押収した。

　発表によると、男性は２６日午後９時４０分頃、所沢市東住吉の４階建てマンション１階の出入り口付近で血を流して倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。県警は男性は３階で事件に巻き込まれ、自力で１階まで下りた後に意識を失ったとみている。

　県警が現場付近の駐車場で押収した男性名義の乗用車からは、男性のスマートフォンや財布、運転免許証などが見つかった。