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箱根駅伝、前回2区区間賞の青学大・黒田朝日は控え…国学院大と駒沢大はエースを2区に起用

読売新聞 / 2024年12月29日 15時49分

エース、主将、寮長としてチームを引っ張る国学院大の平林清澄(右)=青木瞭撮影

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)の区間エントリーが29日行われ、出場する21チームが10区間に選手を配置した。選手変更は来年1月2、3日のレース当日にも可能だ。

 出雲、全日本に続く大学駅伝3冠と箱根初優勝を狙う国学院大は、大阪マラソンを制したエースで主将の平林清澄(4年)を3年連続「花の2区」に配置し、主軸の山本歩夢(同)を3区に並べた。一方、日本学生ハーフ覇者の青木瑠郁(3年)、上原琉翔(同)、辻原輝(2年)、野中恒亨(同)といった全日本優勝メンバー4人を補欠に回した。

 前田康弘監督は充実した選手層に自信を示しており、10日の記者会見では「復路勝負に持っていきたい」と宣言。前回は区間2桁順位と失速した5、6区の攻略と、控えに置いた実力者をどこで投入するかに注目が集まる。

 前回優勝の青学大は、最初で最後の箱根に臨むエース鶴川正也(4年)を3区に据えた。原晋監督は「山をきっちり走れるチームが箱根を勝つ」が持論。いずれも前回区間2位と好走した若林宏樹(同)、野村昭夢(同)を2年連続で5、6区にエントリーした。

 指揮官が2年連続の2区を公言した前回2区区間賞の黒田朝日(3年)を控えに置き、前回3区区間賞で優勝への流れをつくった太田蒼生(4年)も温存。往路から主力を並べて逃げ切る構想通りの展開を描けるかが連覇のカギになる。

 出雲、全日本といずれも2位に入った駒大はハーフマラソン日本人学生記録保持者のエース篠原倖太郎(4年)を順当に2区に置いた。前々回6区区間賞で、平地も走れる伊藤蒼唯(3年)は2年ぶりの6区。「色々なバリエーションが組める布陣」と藤田敦史監督が言うように山登り実績もある全日本8区区間賞の山川拓馬(同)は補欠。秋は故障で戦線を離脱していた5000メートルの室内日本記録を持つ佐藤圭汰(同)も控えに置いた。勝負所での一手をどう打ってくるか。

 出雲、全日本はいずれも4位で、「3強」を追う1番手の創価大は山登りに実績のあるエース吉田響(4年)、前回2区5位のスティーブン・ムチーニ(2年)を控えに残した。3、4区には古暮栄輝(4年)、野沢悠真(3年)と全日本好走の実力者を配置。「前半から攻める」と語ってきた榎木和貴監督のプラン通りに往路で主導権を握りたい。

 早大はエース山口智規(3年)を2区、工藤慎作(2年)を5区と前回実績のある区間に配置。万能型の主将・伊藤大志(4年)を控えに回した。安定した走りで、3強の一角崩しを狙う陣容は整っている。

 前回3位と躍進した城西大はビクター・キムタイ(3年)が2区。補欠に置いたエース斎藤将也(同)、主将の平林樹(4年)も往路の勝負所に投入する見通しだ。前回4位の東洋大はエース梅崎蓮(同)を2区へ。1区には今季復活した石田洸介(同)を配した。

 予選会通過組では、中大が2区に溜池一太(3年)を据えた。控えの吉居駿恭(同)の起用がポイントになりそうだ。63年ぶりのシード権獲得を狙う立大はエース馬場賢人(同)が2区。2年連続2区を走ってきた国安広人(同)を補欠に回している。

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