前夜のミーティングで「全員泣いた」東北学院、42大会ぶり白星…決勝ゴールは幼なじみからのパス
読売新聞 / 2024年12月29日 22時31分
サッカーの第103回全国高校選手権大会(読売新聞社など後援)は29日、各地で1回戦の残り15試合が行われ、37大会ぶり出場の東北学院(宮城)が奈良育英(奈良)を1-0で破り、42大会ぶりの白星を飾った。静岡学園(静岡)は広島国際学院(広島)に快勝。最高峰のU―18(18歳以下)プレミアリーグ王者の大津(熊本)は福井商(福井)を、日章学園(宮崎)は西目(秋田)をそれぞれ圧倒した。初出場校では、金沢学院大付(石川)、龍谷富山(富山)がともにPK戦の末に勝利。前橋育英(群馬)、滝川二(兵庫)、東福岡(福岡)なども勝ち進んだ。2回戦は31日、首都圏8会場で16試合が行われる。
76分、東北学院のGK橋本は相手のクロスボールをつかむと、前線で動き出したMF佐々木智と目が合った。父である橋本監督が「キックが課題」という守護神が糸を引くようなロングパスを蹴ると、佐々木智はマーカーをかわして受け、そのまま持ち込んでゴール。実に42大会ぶりとなる初戦突破を決定づけ、雄たけびを上げた。
37大会ぶりの出場で、目標は8強入りした1982年度以来の勝利。7分にMF佐藤がFKを直接決めて先制し、同点で迎えた47分にCKをDF阿部幹が頭で押し込んだ。そしてカウンターでだめ押しと多彩な攻撃パターンで快勝し、指揮官は「感無量」と喜びをかみしめた。
前夜のミーティングでは各選手が3年間の思いを語り、「全員で泣いた」(橋本監督)という。佐藤は腰のけがで1年間以上、満足にプレーができなかった。阿部幹は過去2年、県大会決勝で敗れたチームの悔しさを胸に主将を担う。
本格的にサッカーに打ち込むのは高校までという佐々木智は「(GK橋本)脩礼とは3歳頃から友達で、小学校でサッカーに誘ってくれた」といい、幼なじみのパスからのゴールに「脩礼だからボールが来たと思う」。様々な思いが一つになり、悲願の1勝をつかんだ。(岡田浩幸)
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