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解剖実習問題、SNS投稿医師の解任でも収まらず...高須院長&統括院長・麻生氏の応酬続く

J-CASTニュース / 2024年12月29日 15時35分

解剖実習問題、SNS投稿医師の解任でも収まらず...高須院長&統括院長・麻生氏の応酬続く

手術器具(イメージ)

解剖研修の写真をSNSに公開した東京美容外科・沖縄院院長の黒田あいみ氏をめぐり、東京美容外科の統括院長・麻生泰氏と美容外科・高須クリニックの高須克弥院長がXで応酬を続けている。

「トカゲの尻尾切りのように解雇する事はできない」主張も翻意

黒田氏は、2日に公開したブログで「今回は fresh cadaver (新鮮なご遺体の解剖)で勉強をしにきていて」とし、グアムで撮影した複数の写真を公開した。

添付されていたのは解剖が行われている様子を背景に、複数の医師らで並んだ記念撮影写真や、解剖中の献体の頭部画像など。絵文字付きのコメントを添え、インスタグラムにも投稿し、黒田氏の倫理観を問う声が相次いだ。

麻生氏は24日のX投稿で、黒田氏の処遇について「炎上でトカゲの尻尾切りのように解雇する事はできないと判断しました」と処分を否定した。のちに、この投稿は削除されている。

解雇は否定していた麻生氏だが、東京美容外科の公式サイトは2024年12月27日、黒田氏を30日付で解任することを決めたと発表した。

「価値観の違いがはっきりわかりさらに失望」

高須氏は28日、黒田氏の解任を伝えるネットニュースを引用し、Xで「僕は麻生院長をトカゲの尻尾切りなどしない部下を守る人だとそれなりの評価をしていました。価値観の違いがはっきりわかりさらに失望しています。僕は僕を裏切らない限り窮地の部下を全力で守ります」と疑問をつづった。

東京美容外科は今後について「組織体制の強化に努めてまいる所存でございます」と伝えていたことにふれ、「東京美容外科に必要なのは組織の強化ではありません。グアム解剖観光ツアーに参加して恥ずかしいSNSを笑顔で拡散し容認した医師たちの倫理教育です」と苦言を呈した。

麻生氏の対応について、「問題社員の配置転換で不祥事を乗り切れると思うCEOのメンタルに驚愕なう」ともしている。

「庇ってくれるんじゃないかと思っていましたが残念です」

厳しい反応を見せた高須氏に対し、麻生氏はXで「高須先生、ご心配をおかけして本当に申し訳ありません」と謝罪。

「黒田医師を引き取りたいという申し出が幾つかのクリニックからございました。世間は捨てたもんじゃないですね」と声掛けがあったと明かし、「世界で活躍する美容外科医師である高須先生は、彼女を庇ってくれるんじゃないかと思っていましたが残念です」とつづった。

麻生氏は海外での解剖実習で撮影されたというSNS投稿のスクリーンショットを公開し、黒田氏の行動を一部弁護した。

「黒田医師は中学、高校と帰国子女で、海外での経験が多く、あのような投稿をしてしまいました」
「決して、ふざけた気持ちや承認欲求で投稿したわけではありません」

高須氏に向け、「なんとか彼女を助けて頂けないでしょうか? 高須先生の御発言が世論を作っています」「これ以上、優秀な医師である彼女を批判に晒すのは耐えられません」と訴えた。

高須氏は29日、麻生氏の投稿に「僕がかばうのは信念を持って孤軍奮闘の方々です。笑顔で自分のインスタ映えに献体を使う方々には信念が感じられません」と返信で反論した。

「僕は遺体も生体も人間だと思っております。献体した僕がこのような仕打ちをされたように感じております」とつづり、「かってに笑顔で献体とツーショットを撮る行為は禽獣なみのメンタルで医道倫理から逸脱しています。解剖学教室への入局をおすすめします」と皮肉った。

高須氏はなおも怒りが収まらない様子で、自分の発言を取り上げたネットニュースやまとめサイトの記事を次々と拡散している。

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