秋田新幹線が停電で一部運転見合わせ、再開の見通し立たず…停車車両の乗客をタクシー輸送

ＪＲ東日本

　２９日午後１０時３５分頃、ＪＲ田沢湖線の刺巻駅（秋田県仙北市）と奥羽線の神宮寺駅（大仙市）の間で停電が発生した。ＪＲ東日本は乗客をタクシーで近くの駅に運ぶ対応を取っている。

　この影響で、田沢湖線や奥羽線を走る秋田新幹線は、田沢湖―秋田駅間の上下線で運転を見合わせており、「こまち４３号」（乗客約２６０人）が角館―鶯野駅間、「こまち４５号」（乗客約２３０人）が田沢湖駅で停車した。運転再開の見通しは立っていない。

　同社では乗客をタクシーで近くの駅に運ぶ対応を取り、電気や暖房が使えない状況になっている「こまち４３号」は午前２時４０分ごろまでに、乗客全員を運び出した。車内の電気や暖房を使うことができている「こまち４５号」も同様の対応を取る。また、乗客の輸送のための臨時列車の運行も検討している。