駒沢大・篠原倖太朗、自ら課した「あと10分」のジョグ…1年前の雪辱期す最後の箱根路へ
読売新聞 / 2024年12月30日 13時16分
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は来年1月2、3日、東京・大手町の読売新聞社前から神奈川県箱根町の芦ノ湖までを往復する10区間217・1キロのコースで行われる。2大会ぶりの王座奪還に挑む駒大の篠原倖太朗(4年)ら、勝負の行方を左右する各校のエースたちを紹介する。
「これで負けるのか」
箱根駅伝を沸かせてきた駒大エースの系譜を、篠原は引き継ぐ。世界を見据えるスピードランナーにとって「通過点」という箱根も、主将として王座奪還に臨む大会だけに、思い入れも強い。
前回は1区で区間賞。2年連続総合優勝へ好スタートを切った。だが、2区以降では想定以上の走りを見せた青学大に圧倒された。駒大も往路新記録だっただけに「これで負けるのか、という気持ちだった」。
自分にもっと力があれば――。そんな思いが込み上げてきた。練習で「今日はこのぐらいで」と思っても、箱根の記憶がよみがえり、「あと10分ジョグしよう」と走り続けた。
自己記録の1万メートル27分35秒05、ハーフマラソン1時間0分11秒は、他校の日本人エースを寄せつけない。同学年には国学院大の平林清澄、青学大の鶴川正也らがいるが、ともに学生長距離界を盛り上げてきたからこそ、負けたくない。
1年目の箱根は走れなかった。そこからはい上がり、2学年上の田沢廉(現トヨタ自動車)らの背中を追い、成長を続けてきた。「自分を強くしてくれた駒大に恩返ししたい」。チームを高みへ導くため、最後の箱根路に挑む。(渡辺直樹)
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