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愛知・名古屋アジア大会に五輪級選手派遣、ロス見据え…JOC幹部「最高の戦力で戦う」

読売新聞 / 2025年1月1日 19時30分

杭州アジア大会の開会式で入場行進する日本選手団=片岡航希撮影

 2026年9月に愛知県と名古屋市などで開幕するアジア大会へ、日本オリンピック委員会(JOC)が五輪級のトップ選手を派遣する方針を固めた。32年ぶりの国内開催となる夏季大会で、28年ロサンゼルス五輪を目指す主力や24年パリ五輪メダリストらで作る日本選手団が、地元の観客を前にハイレベルなプレーを繰り広げる。

 アジア大会は、アジア・オリンピック評議会が主催して4年に1度開かれる総合大会で、「アジア版五輪」とも呼ばれる。愛知・名古屋大会は9月19日に開会式が行われる。JOC幹部は、読売新聞の取材に「最高の戦力で戦う」と明言した。JOCはすでに、各競技団体の選手強化スタッフらに方針を伝えており、「勝負にこだわる、そういう姿勢を持っている」と語る。

 愛知・名古屋大会では、パリ五輪で実施された32競技を中心に、ロス五輪に復帰する野球・ソフトボールなどを加えた計41競技が行われる。その多くの競技では、アジア大会を五輪選考に関わる世界ランキングのポイント対象に位置付けている。選手にとっては、ロス五輪を見据えた重要な戦いになる。

 日本で夏季アジア大会が開かれるのは、1994年広島大会以来3度目。21年東京五輪・パラリンピックの後、国内で初めて開かれる大規模国際総合スポーツ大会となる。コロナ下の東京大会はほぼ無観客での開催となり、日本の観客にプレーを直接見せることができなかった。また、コロナ禍で1年延期して23年に開催された前回杭州アジア大会(中国)は、パリ五輪前年のため五輪予選などと重なり、トップ選手が出られない競技も多かった。久々に国内で行われる総合大会に一線級の選手を派遣する意義についてJOC関係者は「スポーツの価値や喜びを、観客に直接伝えるまたとない機会」と期待する。

 既に出場意欲を示した有力選手もいる。パリ五輪レスリング女子53キロ級金メダルの藤波朱理(日体大)は「アジア大会の優勝、その先にある五輪2連覇を達成したい」と強い思いを語る。また、ソフトボールでエース級の活躍が期待される後藤希友も「愛知出身なので、(アジア大会)7連覇できるように成長したい」と意気込む。

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