ロシア派遣の北朝鮮兵、戦闘参加知らず動揺か…脱北の元軍人「初の外国にワクワクしていたかも」
読売新聞 / 2025年1月1日 9時7分
ロシアに派遣された北朝鮮軍部隊とウクライナ軍の戦闘が本格化する中、ウクライナは北朝鮮兵に関する情報を積極的に公開している。国際社会の関心を集めて支援や協力を引き出すとともに、ロシアや北朝鮮に対する圧力強化につなげる狙いがあるとみられる。
北朝鮮で10年間の軍歴がある脱北者の男性(58)は、ロシアに派遣された北朝鮮兵の多くは戦闘に加わることを事前に知らされておらず、前線で動揺が広がっている可能性を指摘した。
男性は2013年に脱北して中国に身を潜め、22年にアイルランドに渡った。首都ダブリンで11月中旬にインタビューに応じた男性は、「多くの兵士は初めて外国に行けることにワクワクしていたかもしれないが、具体的な派遣場所は事前に聞かされていなかったのではないか。いざ戦場に送られることになり、動揺しているだろう」と推し量った。
「北朝鮮の軍は刑務所と同じ。物をあげるから出てこいと呼びかけても出られない」と語り、北朝鮮兵への投降呼びかけに加え、国際社会が投降を後押しするような策について知恵を絞る必要性を訴えた。(ダブリン 蒔田一彦)
この記事に関連するニュース
-
北朝鮮兵、「ドローンは3人組で排除」のメモ…ウクライナが情報公開や投降促す心理作戦
読売新聞 / 2024年12月31日 19時12分
-
「1人の生還も望まない」ロシア派兵軍人に金正恩の残忍な仕打ち
デイリーNKジャパン / 2024年12月30日 5時2分
-
北朝鮮兵の捕虜複数人が死亡 ゼレンスキー氏
AFPBB News / 2024年12月28日 10時28分
-
北朝鮮兵、「絶望的な攻撃」で無駄死に 投降拒み自決も 米
AFPBB News / 2024年12月28日 10時5分
-
北朝鮮「終わりの始まり」か(下)【2025年を占う!】朝鮮半島情勢
Japan In-depth / 2024年12月24日 15時48分
ランキング
-
1パレスチナの7歳児が地雷を踏んで爆死…村隣接のイスラエル軍事訓練地帯、標識も柵もなし
読売新聞 / 2025年1月3日 17時19分
-
2機動隊車両135台で「壁」=大統領支持者集結し緊迫―韓国
時事通信 / 2025年1月3日 16時45分
-
3サイバートラック自爆テロ容疑者は陸軍特殊部隊所属か…「愛国者でトランプ氏支持」と親族が明かす
読売新聞 / 2025年1月4日 0時24分
-
4USスチール買収阻止、国内生産維持に関する決定 対日軽視でない=米高官
ロイター / 2025年1月4日 3時26分
-
5フランス軍がサハラ砂漠以南のアフリカから相次ぎ撤退…ロシアは軍事政権への協力で影響力強める
読売新聞 / 2025年1月3日 20時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください