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「能登の皆さんは本当に強い」「少しでも役にとレスリング川井姉妹で動画」…ゆかりの人がエール

読売新聞 / 2025年1月1日 16時15分

ふるさとへの思いを語る恒村友香子さん(左と金城梨紗子さん(右)

 能登半島地震の発生から1年がたった。石川県ゆかりの著名人らが応援のメッセージを寄せた。

恒村(旧姓川井)友香子さん 27 東京五輪・女子レスリング金メダリスト 津幡町出身

 地震が発生した時は津幡町の実家に帰省していました。姉の梨紗子や両親と一緒に出かけていた金沢から急いで戻ると、家の壁がひび割れ、食器棚の中身が外に飛び出て散乱していました。停電と断水が数日間続き、不安な日々を過ごしました。

 思い出の場所は、もっと深刻な被害を受けました。小中学生の時にレスリング大会で何度も訪れた志賀町の体育館は震度7の揺れで使用不能に。東京五輪後、姉妹で金メダルを獲得したお祝いで家族旅行に出かけた七尾市も震度6強を観測し、現地の惨状を見るたびにショックを受けました。

 「石川出身の川井姉妹」として知ってもらっていることが少しでも役立てばと、地震発生の翌月、姉と2人で支援金を募る動画を撮り、発信しました。1年がたつけれど、今も困っている人たちがたくさんいることを忘れてほしくありません。

金城(旧姓川井)梨紗子さん 30 リオデジャネイロ、東京五輪・女子レスリング金メダリスト 津幡町出身

 11月に日本オリンピック委員会などが主催する復興支援イベントで輪島市を訪れ、小中学生と交流しました。福井県敦賀市の自宅から現地に向かう道中、倒壊した家屋や土砂崩れで中ぶらりんになったガードレールなどが手つかずのまま残されているのを見て、言葉が出ませんでした。

 イベントでは元気のない表情を見せる子が気になりました。あの日と変わらぬ風景の中で暮らすことを強いられている方々は、ずっと心が痛いままなんだと実感しました。輪島市には小学生の時、金沢市のジュニアレスリングクラブで仲の良かった友達のおじいちゃんが住んでいた縁で遊びに行きました。自然豊かで、人がとても温かい地域です。

 復興に向けて歩みを進める能登の皆さんは本当に強いと思います。石川県出身のアスリートとして支援の輪を広げる力に少しでもなりたいです。

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