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のとじま水族館で「ヘビ」が新年のあいさつ…アシカはまだ避難中、「完全復活目指し頑張る一年」

読売新聞 / 2025年1月1日 12時41分

今年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだ着ぐるみ姿で入館者に手を振るダイバー。「のとじま臨海公園水族館」は能登半島地震で被災し、約半年間、休館した。1日から5日まで無料開放されている(1日午前11時14分、石川県七尾市で)=尾賀聡撮影

 能登半島地震で被災し、半年ほど休館した石川県七尾市の「のとじま臨海公園水族館」で1日、年にちなんでヘビの仮装をした飼育員のダイバーが水中から新年のあいさつをした。

 回遊魚を展示する「のと海遊回廊」に手を振りながら現れたダイバーは、ブリやカンパチと一緒に泳ぎ、来館者と記念撮影した。昨年の元日、同館を訪れていた時に地震に遭ったという名古屋市の会社員の女性(34)は「水族館に生き物が戻り、人々もにぎわっていてうれしい」と笑顔を見せた。

 この日から、地震後に休止していたアザラシのエサやり風景の公開を再開。イワシの群れがそろって泳ぐパフォーマンスもお披露目された。一方で、アシカ2頭は現在も避難中で、イルカショーなどは休止している。同館企画係の平田佳代子さん(32)は「完全復活を目指してがんばる一年にしたい」と意気込んだ。

 同館は5日まで入場無料としている。

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