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「3強」だけじゃない、早大・中央学院大・大東大・順大…「花の2区」には注目株が目白押し

読売新聞 / 2025年1月2日 5時30分

箱根駅伝2025 2区に登録された主な選手

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)は2日午前8時、号砲を迎える。初優勝と大学駅伝3冠に挑む国学院大、2連覇を狙う青学大、出雲、全日本の両駅伝2位の駒大を軸とした熱戦が予想される中、大学長距離界を代表する各校エースが集結した「花の2区」が勝負を占うポイントとなりそうだ。(西口大地)

3冠狙う国学院大は平林清澄

 史上6校目の3冠達成に王手をかける国学院大は、前回大会で8人抜きの区間3位と好走した平林清澄(4年)を登録。1年時に9区2位、2年時に2区7位と、箱根路で着実にステップアップを遂げてきたエースに、前田康弘監督は「最後はやっぱり区間賞を取ってほしい」と期待する。

 駒大は前回1区区間賞の篠原倖太朗(同)が初の2区に臨む。国学院大の平林とは前哨戦の両駅伝で直接対決し、アンカー対決となった出雲では競り負けたが、全日本7区では区間賞を勝ち取って雪辱を果たした。1勝1敗で迎える決戦に向け、「(平林には)特に負けたくない」と意気込む。

 青学大は前回区間賞の黒田朝日(3年)を補欠登録としたが、原晋監督は「2区でスタンバイさせている」と明言。本人も「去年以上の走りをしたい」と力を込め、前回マークした日本人歴代2位の1時間6分7秒を上回る快走を目指す。

大東大・順大は若手抜てき

 前回区間4位の早大・山口智規(3年)、同6位の東洋大・梅崎蓮(4年)、予選会個人日本人トップの中央学院大・吉田礼志(同)ら、実績豊富な2区経験者が多数名を連ねる一方、将来のエース候補と見込んだ若手を大胆に抜てきする大学もある。

 大東大は昨年11月の上尾シティハーフマラソンで1時間1分38秒のU20(20歳未満)日本最高記録をマークした棟方一楽かずら(2年)を配置。順大は12月の熊本甲佐10マイルで実業団の実力者らを抑えて優勝したルーキー玉目陸に大役を託す。

 留学生では前回3区3位の城西大・ビクター・キムタイ(3年)、予選会で2年連続個人1位だった日大のシャドラック・キップケメイ(2年)、ハーフマラソン日本学生記録59分32秒を持つ東京国際大のリチャード・エティーリ(同)らがエントリーした。

 2024年2月に2時間6分18秒の初マラソン日本最高記録を打ち立てた平林をはじめ、今回の箱根路を弾みに9月の世界選手権東京大会出場を狙う選手も多い。「箱根から世界へ」の理念体現へとつながる名勝負が生まれるか、注目だ。

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