松井秀喜さん「能登のお子さんと一緒に野球したい」…能美市出身「風化させない」

能登への思いを語る松井秀喜さん

　能登半島地震の発生から１年がたった。石川県ゆかりの著名人らが応援のメッセージを寄せた。

松井秀喜さん　５０　元プロ野球選手　能美市出身

　幼い頃の祖父母との旅行や小学校の修学旅行で、輪島朝市に行ったこと、珠洲市の見附島や灯台を見たことが今でも記憶に残っています。星稜高校時代のチームメートに能登出身の選手もいました。

　地震を知った時には「能登の皆さんが無事であればいいな」と、それだけを願っていました。２月に能登方面へ知人を訪ねる機会があり、小学校で避難生活を送る方々の様子を見て、本当に大変だと感じました。

　現役時代、特に石川県の皆さんには、親戚や知り合いのような距離感でいつも応援していただいた気がしています。今度は、自分が少しでもお返ししなくてはいけないと感じています。

　私にできることは、やはり野球を通じてになります。能登のお子さんとまた一緒に野球をしたい。風化だけはさせないように、ずっと能登を気にかけていきたいです。