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家が傾いたまま「あっという間の1年、復旧は進んでいない」…液状化で687棟が全半壊の内灘町

読売新聞 / 2025年1月1日 18時40分

人通りがなく、今も電柱が傾いたままの住宅街(1日午後4時10分、石川県内灘町西荒屋で)=平松千里撮影

 能登半島地震で液状化被害を受けた石川県内灘町西荒屋では1日午後4時10分頃、人通りは少なく、雨音だけが響いていた。

 1年前の地震で、町内では約126ヘクタールの土地が液状化し、687棟(2024年12月27日現在)が全半壊した。被害が大きい北部を貫く県道の応急復旧工事はおおむね完了しているが、現在も電柱や住宅が傾いたままだ。

 液状化によって損壊した自宅に住み続ける男性(76)は「地震からあっという間の1年だが、復旧は進んでいないと感じる。今年は具体的な取り組みが進んでほしい」と願った。

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