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青学大・太田蒼生が1分39秒詰める、国学院大・青木瑠郁は順位上げる

読売新聞 / 2025年1月2日 12時25分

小田原中継所でたすきをつなぐ中大4区の白川陽大(左)と5区の園木大斗(2日)=佐々木紀明撮影

 箱根駅伝は2日に往路が行われ、レースは4区(平塚中継所~小田原中継所=20・9キロ)に入った。(デジタル編集部)

 首位の中央大は昨年5月の関東学生対校選手権ハーフマラソン(1部)で3位となった白川陽大(3年)。

 平塚中継所で2位の創価大は野沢悠真(3年)。前回も走った4区で区間15位だったが、今季は全日本8区で区間2位の好走を見せている。

 同中継所で首位から2分24秒遅れの3位青山学院大は選手変更で前回3区区間賞で勝利への流れを作った太田蒼生(あおい)(4年)が登場。1年生だった22年大会は3区で、23年大会は4区でともに区間2位と箱根で勝負強さを発揮してきた。「最後の箱根。俺が箱根を勝たせてやるという気持ち」と語る。

 4位駒沢大は桑田駿介(1年)。出雲1区を区間6位で走る一方、全日本2区では区間17位と出遅れた。その後、12月に1万メートルでチーム3番手となる28分12秒02の好タイムをマーク。

 5位の早稲田大は、出雲5区で区間3位・全日本7区で区間5位の長屋匡起(2年)。

 6位の国学院大は選手変更。前回は3区を走り区間4位、昨年3月の日本学生ハーフマラソンでは優勝も飾った青木瑠郁(3年)が走り出した。

 8位の城西大は2年連続で7区を担い、前回は区間5位だった林晃耀(4年)。

 前回4位ながら今季は出雲11位、全日本13位と不振が続いた東洋大。同中継所では16位。前回10区で区間賞の岸本遼太郎(3年)で巻き返せるか。

 【経過】

 中央大の白川は順調な走りを見せる。一方、3位青山学院大の太田が本領を発揮しはじめ、8・9キロの二宮で白川との差は1分45秒差。平塚中継所から39秒詰めた。

 太田の猛追は続く。2位創価大・野沢とは同中継所で50秒あったが、13・2キロ過ぎにとうとう追いつき、一気に抜き去った。

 15・4キロの酒匂橋、中央大・白川と青山学院大・太田の差は1分14秒にまで縮まった。首位中央大から4位の駒沢大・桑田は2分34秒、5位の国学院大・青木は2分58秒遅れでそれぞれ通過。

 中央大の白川が首位リレー。45秒後に青山学院大の太田が小田原中継所に飛び込んできた。平塚中継所から1分39秒詰め、山登りへ弾みをつけた。太田は区間賞も獲得。

 3位創価大は中央大から1分15秒、4位駒沢大は2分17秒、5位国学院大は2分23秒、6位早稲田大は2分54秒遅れてたすきをつないだ。7位東京国際大、8位城西大、9位東洋大、10位日本体育大。

◆4区の区間記録

 イエゴン・ビンセント(23年・東京国際大)1時間0分0秒 

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