驚異的な区間新の青学大・野村、最初の上りから走りに勢い…早大ОB武井隆次さんが解説
読売新聞 / 2025年1月3日 9時16分
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)は3日、復路が行われている。6区では青山学院大の野村昭夢が56分台の区間新記録を出した。読売新聞オンラインでは、早稲田大学時代に4年連続区間賞を獲得し、総合優勝も経験した箱根路のレジェンド、武井隆次さん(53)のライブ解説でレースを詳報する。(デジタル編集部)
最後までしっかりと脚が動く
6区で区間新記録が誕生した。青山学院大の野村昭夢が56分台の快記録。芦ノ湖をスタートして最初の上りから走りに勢いがあった。下り坂では脚に相当の負担がかかり、箱根湯本駅まで下りてきて勾配が緩やかになる小田原中継所までの最後の3キロは、上っているような感覚にさえ襲われて脚が動かなくなるものだ。6区を走った翌日は、トイレで座ることができなくなるという話も聞いた。野村は多少のきつさは見せていたが、最後までしっかりと脚が動いていた。
「ゲームチェンジャー」のランナーがチームの期待を背負って7区を走りだしたが、芦ノ湖のスタート時のタイム差がさらに開き、2位中央大とは3分50秒、駒沢大とも4分以上開いた。青学大の優位はますます確かなものとなってきた。
たけい・りゅうじ 1971年生まれ。東京・国学院久我山高で高校初の5000メートル13分台をマーク。早大時代は箱根駅伝で4年連続区間賞(1区、1区、7区、4区)、うち3度が区間新記録で、同期の花田勝彦、櫛部静二と並び「三羽がらす」と呼ばれた。卒業後はエスビー食品で2002年びわ湖毎日マラソンを2時間8分35秒で優勝。02年アジア大会男子マラソン銅メダル。引退後はエスビー食品のコーチ、監督を歴任。現在は「したまちアスリートクラブ」の監督として小、中学生を中心とした後進ランナーの指導にあたっている。
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