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「行く末を案じ、絶望の淵にある方々に手を差し伸べることこそ国家の責務」…能登地震1年で追悼式

読売新聞 / 2025年1月2日 17時49分

大規模火災が起きた現場近くで犠牲者に祈りをささげる住民ら(1日午後4時10分、輪島市で)=冨田大介撮影

 災害関連死を含め504人の犠牲者が出た能登半島地震の発生から1年となった1日、石川県輪島市で県主催の追悼式が営まれた。遺族ら計445人の参列者は地震発生時刻の午後4時10分、地震と昨年9月の豪雨による犠牲者に黙とうをささげるとともに、一日も早い復興を願った。

 式には遺族317人や馳浩県知事のほか、石破首相や地震発生時に政府対応の陣頭指揮を執った岸田文雄前首相らが招かれた。

 石破首相は来賓あいさつで「余力を失い、行く末を案じ、絶望の淵にある方々に手を差し伸べることこそ国家の責務」だとし、「復旧復興を可能な限り早く成し遂げる」と述べた。

 県内では地震で498人が死亡し、2人が行方不明となっている。豪雨では16人が亡くなった。

 このほか新潟県で4人、富山県で2人が地震の関連死と認定されている。

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