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創価大の吉田響、山の神の夢を捨てチームの為に走った2区で13人抜きの快走

読売新聞 / 2025年1月2日 22時31分

2区で区間記録を上回った創価大・吉田響(右)

 2日の箱根駅伝往路は、青学大が2年連続で制した。3区終了時では3位だったが、4区太田(4年)と5区若林(同)が連続区間賞で、一つずつ順位を上げて逆転勝ち。若林は区間新記録を樹立した。中大は1区吉居(3年)に加え、3区本間(2年)も区間賞を獲得し、2位に食い込んだ。5区工藤(2年)が3人を抜いた早大が3位。大学駅伝3冠を目指す国学院大は6位だった。2区で東京国際大のエティーリ(2年)が区間新をマークし、創価大の吉田響(4年)、青学大の黒田朝(3年)も従来の区間記録を上回った。

区間記録上回るも2位

 創価大の吉田響(4年)は、「山の神になることを4年間、目標にしてきた」と公言していた。東海大1年で5区2位に輝き、3年で創価大に編入した前回は9位に沈んだ。5区への思いは、さらに強くなった。

 しかし、昨年11月の全日本大学駅伝後、榎木和貴監督は「序盤から良い流れを作るため」と、2区での起用を決断。本人に葛藤はあったが、「自分の夢より、優勝というチームの目標を優先する」と受け入れた。

 区間記録より29秒も速い1時間5分20秒に目標を設定。前半は抑えて入り、15キロ過ぎから加速し、13人抜きの快走で順位を4位に上げた。1時間5分43秒と区間記録は上回りながら、区間2位。「エティーリ選手(東京国際大)が強すぎました」と満足げに笑った。

 往路は5位。目標の往路優勝は果たせなかったが、エースらしくチームを鼓舞して見せた。(塩見要次郎)

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