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テスラ車爆発は「自爆テロ」、容疑者は現役軍人…ニューオーリンズ事件の容疑者と同じ基地に勤務

読売新聞 / 2025年1月3日 5時54分

1日、米ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテル・ラスベガス前で爆発後、炎を上げるテスラのEV「サイバートラック」=Alcides Antunes提供、ロイター

 【ロサンゼルス=後藤香代】米西部ネバダ州ラスベガスのトランプ次期大統領が所有するホテル前で発生した電気自動車(EV)大手テスラの「サイバートラック」爆発事件で、ラスベガス市警は2日、車内で死亡した容疑者は西部コロラド州出身の現役の軍人、マシュー・リベルスバーガー容疑者(37)とみられると発表した。遺体の損傷が激しく、市警はDNA鑑定で身元を確認する。

 市警は2日の記者会見で、リベルスバーガー容疑者とみられる人物が事件直前に銃で自身の頭を撃ち抜いていたことも明らかにした。市警幹部は「自爆テロ」との見方を示す一方、「現時点で、この人物とテロ組織を結びつける情報はない」とも述べた。

 市警によると、リベルスバーガー容疑者は同じ日に南部ルイジアナ州ニューオーリンズで発生したテロ事件の容疑者と同じノースカロライナ州の陸軍基地で勤務し、いずれも2009年にアフガニスタンに駐留していたが、同時期に同じ場所にいた記録はないという。

 リベルスバーガー容疑者は12月28日にコロラド州内でサイバートラックをレンタルした。ネバダ、ニューメキシコ、アリゾナ州の充電ステーションを転々とし、ラスベガスにたどり着いた。

 1日朝、「トランプ・インターナショナル・ホテル・ラスベガス」の玄関前に到着してから17秒で爆発が発生したという。サイバートラックの外側に目立った損傷はなく、市警幹部は「彼が期待していたほど、うまくいかなかった」と述べた。

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