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故障明けの駒大・佐藤圭汰、区間記録を大幅に更新…順大が8位に浮上

読売新聞 / 2025年1月3日 10時41分

たすきをつなぐ中大6区の浦田優斗(左)と7区の岡田開成(3日)=佐々木紀明撮影

 箱根駅伝は3日、復路が行われ、7区(小田原中継所~平塚中継所=21・3キロ)に入った。(デジタル編集部)

【経過】

 独走状態を作った青山学院大は、全日本6区で区間2位の白石光星(4年)が軽快に飛ばす。

 小田原中継所で3分49秒差でたすきを受けた2位中央大は、全日本2区で区間6位の岡田開成(1年)。

 中央大から18秒遅れの3位でスタートしたのが、出雲・全日本を故障で欠場した駒沢大・佐藤圭汰(3年)。前回箱根は3区で区間2位ながら青山学院大の太田蒼生(あおい)(4年)に競り負け、チームも2季連続の大学駅伝3冠という偉業に手が届かなかったが、同じ1月には5000メートルの室内日本記録13分9秒45をたたき出した。1万メートルでも27分28秒50というそのスピードは大きな武器だ。

 前を行く中央大・岡田に4・6キロ付近で早速追いついた。一時横につかれたが、スピード感ある走りで振り切った。

 11・6キロの二宮で、佐藤と青山学院大・白石との差は3分16秒。小田原中継所から51秒詰めた。

 その二宮で、8位を東京国際大・冨永昌輝(4年)と順天堂大・吉岡大翔が、10位を東洋大・内堀勇(1年)と立教大・小倉史也(3年)が激しく争う。

 12・6キロ付近で東洋大・内堀が前に出た。立教大・小倉が11位に後退。その後方から、ハーフマラソンで1時間2分3秒の学内記録を持つ帝京大の福田翔(4年)が追い上げを見せ、ついに15キロ付近で2人を抜き10位に浮上。

 18・3キロの大磯で、1位と2位の差は2分2秒差。駒沢大・佐藤の猛追で二宮から1分14秒詰まった。

 平塚中継所、青山学院大・白石が苦しそうな表情で首位リレー。1分40秒遅れで駒沢大が続いた。佐藤の区間記録は1時間0分43秒。区間記録を大幅に更新し仰向けに横たわった。

 10位争いに日本体育大・住原聡太(4年)が参戦。帝京大、東洋大と争う。

 7区終了時点で3位は中央大、4位は早稲田大、5位創価大、6位国学院大、7位城西大。8位に順天堂大、9位東京国際大。10位に日本体育大、11位帝京大、12位東洋大。

 13位立教大、14位中央学院大、15位法政大、16位山梨学院大、17位神奈川大、18位大東文化大、19位専修大、20位日本大。

◆7区の区間記録

 阿部弘輝(20年・明治大)1時間1分40秒

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