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3位に浮上した国学院大・上原に異変、早大・石塚が3位を奪い返し10区へ

読売新聞 / 2025年1月3日 12時29分

戸塚中継所でたすきをつなぐ駒大8区の安原海晴(左)と9区の村上響(3日)=鈴木竜三撮影

 箱根駅伝は3日、復路が行われ、レースは9区(戸塚中継所~鶴見中継所=23・1キロ)に入った。(デジタル編集部)

 青山学院大は選手変更で入った主将・田中悠登(4年)が逃げ切りを図る。追う駒沢大も同じく変更となり、村上響(2年)が追う。2人は昨年11月の全日本でともに5区を走っており、田中が区間4位、村上が区間5位と好走している。復路のエース区間で結果を出すのはどちらか。

【経過】

 7・7キロの権太坂、田中と村上が通過。その差は1分48秒で、戸塚中継所から9秒詰まった。 

 9・7キロ付近、昨年10月の出雲駅伝5区で区間賞を獲得し国学院大の5年ぶり2度目の優勝への流れを作った上原琉翔(3年)が、早稲田大の石塚陽士(はると)(4年)をかわし3位に浮上。チームは大学駅伝3冠の呼び声も高かっだけに意地を見せた形だ。

 8位争いが激しい。東洋大・吉田周(4年)、日本体育大・山口廉(4年)、順天堂大・石岡大侑(3年)が集団で走っていたが、帝京大・小林大晟が迫り、13・3キロ付近で並ぶと前へ出た。同じ9区で前回区間3位の好走を見せた4年生の快走に、3人が必死に食らいつく。18・2キロ付近で日本体育大の山口が11位に後退。

 20・2キロの生麦、青山学院大と駒沢大の差は2分5秒に拡大。

 鶴見中継所、田中が笑顔で首位リレーを決めた。村上が苦しそうな表情で飛び込んできたが、青山学院大と駒大のタイム差は2分21秒に拡大した。

 一方、国学院大・上原に異変。ペースが上がらない。早稲田大・石塚が最終盤で追いつき一歩早くリレー、3位を取り戻した。

 9区終了時点で、5位創価大、6位に中央大と城西大、8位東洋大、9位帝京大、10位順天堂大、11位東京国際大、12位日本体育大。

 区間賞は城西大の桜井優我(3年)。

◆9区の区間記録

 中村唯翔(22年・青山学院大)1時間7分15秒

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