EV販売台数、テスラは前年比1%減少…中国BYDは12%増でテスラに迫る
読売新聞 / 2025年1月3日 20時5分
【ニューヨーク=小林泰裕、北京=山下福太郎】電気自動車(EV)世界最大手の米テスラが2日発表した2024年のEV販売台数は、前年比1%減の178万9226台だった。米ブルームバーグ通信によると、前年割れは13年ぶり。一方、中国BYDのEV販売台数は12%増の176万4992台で、テスラに肉薄した。
現在の勢いが続けば、25年にはBYDが首位に立つ可能性がある。英調査会社JATOによると、テスラは18年以降、年間EV販売台数で世界一の座にある。
テスラは主力市場である米国や欧州、中国で販売が伸び悩んだ。米国ではハイブリッド車(HV)の人気に押され、欧州ではEV向け補助金の停止などの影響を受けた。中国では現地メーカーによる安価なEV投入に押された。
25年は低価格EVの投入や自動運転技術の改良によって20~30%の販売増を見込む。ただ、米国のトランプ次期大統領はEV向けの税制優遇を見直す方針で、業績に逆風となる可能性がある。2日のニューヨーク株式市場では先行きへの懸念が広がり、テスラ株は6%安と急落した。
BYDのEV販売台数の伸び率は23年(73%増)から鈍化したものの、中国政府による買い替え補助金の効果もあって増加基調を維持した。プラグインハイブリッド車(PHV)の販売台数は73%増の248万5378台となり、EVを上回った。
BYDの乗用車販売はEVとPHVの「新エネルギー車」が全てを占めており、合計販売台数は前年比41%増の425万370台で、23年(62%増)に続き高い伸び率を維持した。中国メディアによると、海外販売台数は40万台超で、全体の1割弱を占めた。
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