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史上2番目の2億700万円の一番マグロ、トロと赤身のセット1160円…豊洲で初競り

読売新聞 / 2025年1月6日 0時20分

水揚げされるクロマグロ(4日、青森県大間町で)

 東京・豊洲市場(江東区)で5日、新春恒例のマグロの初競りが行われた。最高値の「一番マグロ」は青森県大間産の本マグロ(276キロ)で、2億700万円(1キロあたり75万円)で競り落とされた。記録の残る1999年以降、史上2番目の高値となった。

 市場には1284本のマグロが並べられ、午前5時過ぎに開始を告げる鐘が打ち鳴らされると、威勢の良いかけ声が響いた。一番マグロは5年連続で水産仲卸の「やまゆき」(江東区)が獲得し、「廻転鮨かいてんすし 銀座おのでら本店」(渋谷区)で解体され、トロと赤身のセット(税込み1160円)として提供された。

 一番マグロは2019年の3億3360万円が最高値で、昨年は1億1424万円だった。今年の一番マグロを釣り上げた大間町の漁師、竹内正弘さん(73)は「本当に夢みたい。ちょっと高いけど、おいしくいただいてもらえればありがたい」と喜んだ。

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