「紅麹」サプリ健康被害、人の細胞使い腎障害を初確認…青カビ由来の「プベルル酸」
読売新聞 / 2025年1月6日 11時11分
小林製薬(大阪市)の「
同社のサプリを巡っては、摂取後、腎臓にある尿細管の機能が低下するファンコーニ症候群など腎臓病を発症する人が相次いだ。同省は、紅麹菌の培養段階で青カビが混入し、プベルル酸が産生されたとみている。原料からはプベルル酸など3種類の化合物が検出されたが、動物実験では、3種類のうちプベルル酸を投与したラットに尿細管の
研究チームは、国内の工業メーカーが開発した新技術を用いて、プベルル酸を加えた溶液の中で人の尿細管細胞を7日間培養したところ、細胞障害が明確に確認された。金沢大の荒川大准教授(薬物動態学)は「プベルル酸は人の腎臓に対して毒性があることが検証できた」としている。
細胞を使った毒性試験に詳しい東京大の酒井康行教授(バイオエンジニアリング)の話「人とラットには種差があるため、人の細胞を使って腎毒性を確認できたことは意義深い。実際の体内ではどの程度の濃度でプベルル酸が腎臓に運ばれるかなど、さらに検証する必要がある」
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