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ドジャース入団で「大谷翔平の同僚」キム・ヘソン 「開幕マイナー」ならメジャー昇格は至難の業...韓国メディア分析

J-CASTニュース / 2025年1月6日 17時10分

ドジャース入団で「大谷翔平の同僚」キム・ヘソン 「開幕マイナー」ならメジャー昇格は至難の業...韓国メディア分析

キム・ヘソン選手(ドジャースのインスタグラムより)

大リーグのロサンゼルス・ドジャースへの入団が決まった韓国出身のキム・ヘソン内野手(25)に、韓国メディアが早くも危機感を募らせている。

韓国では大谷の同僚として大きな注目

ドジャースは2025年1月4日、韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズに所属するキムと契約を交わした。複数の米メディアによると、3年総額1250万ドル(約19億3750万円)で、2年間の球団オプション付きだという。

キムは、大リーグ挑戦を目指して24年12月4日にポスティングシステムの申請手続きを行い、5日に公示された。複数の球団との交渉の結果、交渉期限終了間際の4日にドジャースとの交渉がまとまった。

キムは「走攻守」揃った国内屈指の内野手。高校卒業後の17年にプロデビューを飾り、21年シーズンから4年連続で打率3割をキープした。

24年シーズンは、127試合に出場し、打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁を記録。プロ8年で、通算打率.304、37本塁打、386打点、211盗塁をマークしている。21年シーズンに46個の盗塁を成功させ、盗塁王のタイトルを獲得した。

韓国では、大谷翔平選手(30)の同僚になったことに大きな注目が集まり、複数のメディアがキムの25年シーズンのプレーに期待を寄せている。

「キムの今回の契約にはマイナーリーグの拒否権はない」

一方で、ドジャースとの契約に「マイナー拒否」がないため、大リーグに昇格することなく、マイナー暮らしが続く可能性を指摘するメディアも。地元メディア「世界日報」(ウェブ版)は、1月6日にキムの特集記事を公開し、25年シーズンの展望を記事化した。

同メディアは、「キム・ヘソンの今の目標は、メジャーリーグのステージに生き残ることだ。そのためには3月春に行われる開幕戦『東京シリーズ』のロースターに入らなければならない」と指摘し、次のように続けた。

「キム・ヘソンが東京シリーズでメジャーリーグデビューできるかどうかで25年シーズン全体が左右されるといっても過言ではない。キム・ヘソンの今回の契約にはマイナーリーグの拒否権はない。東京シリーズにロースターに入れず、マイナーに降格した場合、再びメジャーの舞台に上がるのは難しい」

記事の中の「東京シリーズ」とは、3月18日、19日に東京ドームで行われるドジャース対シカゴ・カブスの開幕シリーズだ。開幕ロースター入りを逃せば、キムの25年シーズンの見通しは暗いとの見解を示した。

「キムの現実的な目標は、主力としてプレーすることではない」

さらに記事では「東京シリーズでロースターに入るためには、2月中旬のスプリングキャンプから存在感を見せなければならない。キム・ヘソンの現実的な目標は、主力としてプレーすることではない。2番手、3番手の選手を補助する『バックアップ内野手』の役割を確保しなければならない」とした。

同メディアは、24年にKBOリーグから大リーグに挑戦したコ・ウソク投手(26)を例に挙げ、大リーグの厳しさについて伝えた。

コは22年KBOリーグのセーブ王で、24年にサンディエゴ・パドレスと2年契約を結んだ。リリーフとして期待されるも、オープン戦で結果を残せず、マイナーで開幕を迎えた。その後、大リーグで1度も登板することなくシーズンを終えた。

記事では「コ・ウソクの前轍を踏まないためには、キム・ヘソンが春季キャンプの練習はもちろん、オープン戦で打撃と守備、走塁などでメジャーリーグのロースターに入る実力を見せて、東京シリーズに堂々とドジャースの一員として参加しなければならない」と指摘した。

東京で開幕シリーズを行うドジャースには、日本出身の大谷、山本由伸投手(26)が所属し、カブスには鈴木誠也外野手(30)、今永昇太投手(31)が名を連ね、日本のファンが大きな関心を寄せている。

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