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韓国機が激突した滑走路脇の構造物、日本の空港は「大きな損傷を与えないよう脆弱性」…国交相

読売新聞 / 2025年1月7日 12時3分

炎上する旅客機(昨年12月29日)=ロイター

 中野国土交通相は7日午前の閣議後記者会見で、韓国の務安国際空港でチェジュ航空機(ボーイング737―800型)が胴体着陸後に滑走路を逸脱して179人が死亡した事故に関連し、「日本では国際基準に基づき、滑走路延長上にある計器着陸装置(ILS)について、航空機と衝突した場合でも大きな損傷を与えないような脆弱ぜいじゃく性を求めている」と述べた。

 チェジュ機は胴体着陸後に滑走路を逸脱し、土とコンクリートでできた構造物に衝突して大破、炎上した。この構造物は、ILSの一種で「ローカライザー」と呼ばれる着陸援助装置を支えるために設置されていた。

 中野氏は「国内の民間空港では、務安空港と同等の高さのコンクリート構造物を土台とするILSはない」としつつ、韓国の事故調査当局の調査を踏まえ、国土交通省として必要な対策を進める考えを明らかにした。

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