ソニー・ホンダＥＶ「アフィーラ」、アメリカで予約開始…価格は１４００万円から

ソニー・ホンダモビリティが発表した「アフィーラ１（ワン）」（米ラスベガスで）＝坂下結子撮影

　【ラスベガス（米ネバダ州）＝坂下結子】ソニーグループとホンダの合弁会社「ソニー・ホンダモビリティ」は６日（日本時間７日）、電気自動車（ＥＶ）「アフィーラ１（ワン）」の予約受け付けを米国で始めたと発表した。価格は８万９９００ドル（約１４００万円）からで、２０２６年中頃に納車を開始する。日本でも２６年中の出荷を計画する。

　ラスベガスで７日に開幕する世界最大級のテクノロジー展示会「ＣＥＳ」に合わせたソニーグループの報道陣向けの説明会で公表した。アフィーラの初モデルで、米オハイオ州の工場で生産する。

　ＥＶに搭載された対話型ＡＩ（人工知能）により、運転手が車載機能を音声で操作できる。ＡＩが行き先を提案する機能もある。

　車内外の４０個のセンサーやＡＩ技術で運転を支援することで、安全性を高めた。車内ではソニーの音響技術を生かした高品質な音楽が楽しめる。

　販売予約はインターネットのみで、当面は米カリフォルニア州の住民に限定し、順次、ほかの地域に拡大する。説明会で合弁会社の水野泰秀会長は「人々とモビリティーの関係を再定義するという、私たちのビジョン（展望）を体現した初の製品だ」と述べた。