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大雪被害相次ぐ青森県、災害救助法を13年ぶり適用…4人死亡・弘前城の櫓が一部損壊

読売新聞 / 2025年1月7日 22時8分

 年末年始に強い寒気が流れ込んだ影響で、青森県を中心に大雪による被害が相次いでいる。県警によると、元日から7日午後10時までに、弘前市や十和田市など4市町で雪下ろし中に屋根から転落するなどして4人が死亡。県は7日、災害救助法を青森市など10市町村に適用した。県が雪害で同法を適用するのは2012年以来13年ぶり。

 読売新聞の取材では、青森市など5市町村で10人以上が負傷。雪の重みで倉庫が全壊するなどの建物被害が5市で10件以上確認された。気象庁によると、5日の最深積雪は、青森市で平年の3・65倍の139センチ、弘前市で同3・7倍の115センチだった。

 弘前市の弘前公園では、国の重要文化財「弘前城二の丸未申櫓ひつじさるやぐら」の一部が、大雪による倒木で損壊。園内では桜や松が20本ほど倒れた。

 県は4日に豪雪対策本部を設置。被害の拡大を防ごうと災害救助法の適用に踏み切った。これにより、孤立や倒壊の恐れのある家屋の雪下ろしや除排雪を市町村が実施した場合、その費用を国と県が負担する。宮下宗一郎知事は7日、今月中にも国に除排雪の財政支援を求める方針を示した。

 大雪の影響でJR奥羽線は大館(秋田県大館市)―弘前(青森県弘前市)間で運転を見合わせている。JR東日本秋田支社によると、昨年12月31日夜に倒木による架線切断などで停電が発生。5日から除雪作業や倒木の伐採などを続けているが、運転再開は11日以降になる見込みだ。

 気象庁によると、年末から西高東低の冬型の気圧配置が続き、シベリア方面から強い寒気が、ピークを繰り返しながら間断なく流れ込んだ影響で、大雪となったという。

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