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高校・大学の受験料や模試の費用を補助…家計が苦しいひとり親世帯など対象に宇都宮市が新制度

読売新聞 / 2025年1月12日 14時14分

 宇都宮市は、家計が苦しい世帯の子どもを対象に、高校・大学などの受験料や模擬試験にかかる費用を補助する新たな支援制度をつくった。今年度は8日から3月21日まで申請を受け付ける。栃木県内では初めての取り組みで、家庭の経済状況にかかわらず、進学の機会を確保する狙いがある。

 児童扶養手当を受給している世帯と、それと同程度の所得水準にあるひとり親世帯、市民税非課税世帯が対象。高校への進学に向けた支援と、大学や短大、専修学校、高等専門学校への進学に向けた支援の2種類がある。

 高校進学にかかる支援は中学3年生が対象。今年度に支払った模擬試験の受験料について1人6000円まで補助する。

 大学などへの進学にかかる支援は、高校3年生と、浪人生など20歳未満(申請日時点)の人が対象。今年度に支払った入試の受験料について1人5万3000円まで、模擬試験の受験料については同8000円まで補助する。

 申請は子ども1人につき年度中1回限りで、手続きは原則、保護者が行う。市子ども政策課は「家計が苦しく、進学を諦めている子もいると思う。支援制度を利用して、夢にチャレンジしてほしい」としている。

 手続きの詳細は、市のウェブサイトで確認できる。

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