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ロシア「影の船団」のタンカーか、送電ケーブル損傷の海底でいかり発見

読売新聞 / 2025年1月8日 10時39分

フィンランド国境警備隊が公開したクック諸島船籍のタンカーのものとみられるいかり=ロイター

 【ロンドン=蒔田一彦】フィンランドとエストニアを結ぶバルト海の送電用海底ケーブルなどが損傷した事件で、フィンランドの警察当局は7日、海底でいかりを発見し、6日に回収したと発表した。当局は、事件との関連が疑われるクック諸島船籍のタンカーのものとみて調べている。

 ケーブルの損傷は昨年12月25日に発生し、その後、海底にいかりを引きずったような跡が数十キロ・メートルにわたって残されているのが見つかっている。7日の発表によると、いかりが発見されたのはこの跡の西端付近で、タンカーの航路に沿った場所だったという。

 欧州連合(EU)はタンカーが、ロシアが制裁を回避して石油を密輸するために使う「影の船団」に属しているとみている。ロシアの指示を受けて意図的にケーブルを損傷させたのかどうかが、今後の捜査の焦点となる。

 2023年10月にバルト海で起きた海底パイプラインなどの損傷は、中国船籍のコンテナ船がいかりを引きずったことが原因だったとみられている。

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