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二十歳の記念はノスタルジックに…和洋折衷の旧海軍の廠長官舎、撮影スポットとして開放

読売新聞 / 2025年1月9日 14時1分

旧市長公舎内での撮影イメージ(山口県周南市提供)

 山口県周南市は12日に開催する「二十歳の記念式典」の当日、参加者らを対象に、同市慶万町の国登録有形文化財・旧市長公舎を記念撮影スポットとして無料開放する。市は「ノスタルジックな雰囲気が漂う室内や庭先は着物やはかま、洋装姿がよく映える」と勧めている。

 旧市長公舎は1926年(大正15年)、旧日本海軍の燃料製造工場「徳山海軍燃料しょう」の廠長官舎として建てられ、戦後は旧徳山市(現・周南市)の所有となった。木造平屋の洋館と和館計274平方メートルで、洋館は柱やはりを露出させる和洋折衷の造りが特徴。周南市は昨年4月から一般向けの有償貸し出しを始め、撮影会場として人気を集めている。

 記念式典は市などの主催で、12日午後1時に開幕。旧市長公舎はこれに合わせて午前8時~午後1時に無料開放される。原則として式典参加者を対象とするが、文化財のPRや有効活用を目的としていることから、参加者以外も歓迎する。混雑状況により入場制限を行う場合もあるという。

 市施設マネジメント課の担当者は「家族や友達と一緒に思い出の写真を撮る一方、SNS映えもする旧市長公舎の魅力を発信してほしい」と呼びかけている。問い合わせは同課(0834・22・8281)へ。

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